文武両道ってそれほど勧めるべきじゃなくね?って話

 文武両道って世間一般的にとてもいいようなものとして見られていますよね?でも僕は、実際、どうなのかなぁと思います。

 僕も小学校中学校と、先生や親から「文武両道で頑張るんだぞ」というように言われてきました。中学校時代はもうほんとに勉強と部活以外何もやっていないという感じでした。今あの生活をやれと言われたら無理だというくらい言われるがまま頑張っていたので、勉強も部活もそれなりにできていました。先生や親だけでなく友達や後輩からも文武両道ができている人間だと褒められ慕われていました。ぶっちゃけ当時は俺最強かも?とか思っていました。ただ、それができるのって中学生までじゃね?と大学生になった今の僕は思います。

 当たり前の話ですが、小学校、中学校、高校、大学へと進学するにつれて世界はどんどん広くなっていきます。その分、競争相手もどんどん増えていきます。よほどの天才でない限り勉強と部活両方で戦っていくのは高校入学を境にできなくなっていくと思います。どっちかに特化している人間にはどうあがいても勝てないんですよ。

 今の世界、平均的にいろいろなことができるより一つのことに特化している人間の方が稼げるし目立つと思いませんか?様々な分野の最先端で活躍している人々はこの特化型の人間だと思っています。同じ年齢の人間で比較すると、一人ひとり分け与えられている時間はほぼ同じなわけで、その時間を平均的に様々なことに分配してしまうのはもったいないと考えています。バランスよく多分野をこなせばこなすほど、その分野での相対的なレベルは低くなってしまうのです。つまり、文武両道を勧めるということは、特に魅力のない平均的な人間を目指すことを勧めているということになるのではないでしょうか。マリオでいうならマリオですね。彼、主人公ということを除けば大した魅力ないと思います。

 僕の勝手な予想ですが、ドラえもんに出てくる出木杉くん、高校入ったらそこまで目立たなくなるんじゃないですかね(笑)。逆にゴルゴ31や次元大介に勝る射撃力を持つのび太(調べてみてビックリ)のほうが注目され輝いている可能性が高いのではないかと思います。

 今の時代、SNSYouTubeというものがあるので、何か一つ特化したものがあればそれを武器にしてそれなりに稼ぐことができると思います。文武両道を勧めるより、何か好きなことを見つけさせ、思う存分取り組ませる教育を勧めていったほうがいいのではないかと思います。

 今日はここまでにしたいと思います。ありがとうございました。